ヤフートリプルとは?使わなくてもいい例・必要な例を解説【ヤフーショッピング】
この記事ではヤフーショッピングの「トリプル」とは何なのか、どんな場合に必要なのかについて解説します。
※記事内の「トリプル」「ヤフートリプル」「トリプルサーバー」は全て同じものを指します。
ヤフートリプルとは?
- ヤフーショッピング出店者用のレンタルサーバーのこと
- 有料オプションなので申し込まないと使えない(月額3,000円税込~)※1
- トップページなどで自由なレイアウトや動きのある表現ができるようになる
- トリプルを使わなくてもヤフーショップ構築は可能
※1)2023年11月15日時点
トリプルを使わなくていい例・必要な例をまとめると以下の通りです。
トリプルが不要・必要な例
トリプルが不要な例
- スライドショーやマウスオーバー効果などの動きのあるデザインは無くてもいい
- デザインや表現にそこまでこだわりはない
- CSSやJavaScriptの知識はなくて業者に構築を頼む予定もない
- ランニングコストをできるだけ抑えたい
- 売り上げアップ重視で予算を使いたい
トリプルが必要な例
- スライドショーやマウスオーバー効果などの動きのあるデザインを取り入れたい
- CSSやJavaScriptを利用して構築したい※1
- 制作代行を依頼した業者から希望の機能を実現するためには必要だと言われた
- 毎月3,000円税込~※2の増額をしてもトリプルの機能を使いたい
- 繁盛ツールの「B-Space」を利用したい
※1)トリプルを使用しなくてもインラインでのCSSの記述は可能 ※2)2023年11月15日時点
それでは詳しく解説していきます。
ヤフーショッピングのトリプルサーバーとは?
「トリプル」とはヤフーショッピングの出店者専用の有料レンタルサーバーのことです。
基本機能では制限されているファイル等をアップロードできるので、より自由な表現のショップページを作ることが可能になります。
「トリプル」は、FTPツールやトリプル管理ツールを使用し、ストアトップページや カスタムページ用のHTMLファイルや画像、 動画ファイルなどを自由にアップロードできるサーバースペースを提供するオプションサービスです。
引用: ストアクリエイターPro 運営支援サービス|「トリプル」のご案内
ちなみに、楽天市場では同じような仕組みの「GOLD」という楽天ショップ専用のサーバースペースがあります。楽天GOLDは無料で利用できますが、ヤフートリプルは有料オプションという違いがあります。
トリプルでできること
トリプルサーバーには様々なデータ(HTML・CSS・JavaScript・画像・動画など)をアップロードできるため、文字数・容量制限を気にせずに高画質な画像を使用できたり、ボリュームのあるページを作成できます。
また、自由なレイアウト構成やスライドショーなど動きのある表現もできるため、パソコン・スマホどちらのお客さんにも対応した表現力豊かなストアページを作成することが可能になります。
トリプルでできること
- デフォルト機能では作れないオリジナルのページを作れる。
- HTMLタグや文字数の制限がないので、より自由な表現やボリュームのあるページが作れる。
- JavaScriptやCSSが利用できるので、動きのある表現などが可能。
- 画像ファイルのサイズ・容量制限がないので、高画質な画像を使用できる。
トリプルのメリット
ヤフートリプルを利用することで、以下のようなメリットが考えられます。
トリプルを利用するメリット
- デフォルト機能の制限を気にせずに自由にショップの魅力を表現できる。
- スライドショーやマウスオーバー効果など、よりお客さんに親切なページが作れる。
- 高画質な画像を使用できるので、より商品の印象がよくなる。
- ストアクリエイターの編集領域を使わずにHTMLやCSSファイルを直接編集できるので作業効率が向上する。
トリプルを利用しなくてもページは作れますが、「基本機能で可能な範囲よりもっとこだわって表現したい」という場合にトリプルを使うと良いでしょう。
トリプルのデメリット
ヤフートリプルを利用することで、以下のようなデメリットが考えられます。
トリプルを利用するデメリット
- 月額有料サービスなので、費用負担が増える。
- HTML・CSS・JavaScriptの知識がないと有効活用できない可能性がある。
費用負担の面と機能を有効活用できるかを検討してから導入すると安心ですね。
トリプルを利用してるストアは1%未満?
Yahoo!ショッピングの出店数約117万店舗※1の中で8,000以上※2のストアがトリプルを利用しています。ということは、トリプルを利用しているストアは全体の1%にも満たないことになります。
しかし、Yahoo!ショッピングは月額無料で始められる手軽さから、他モールと比較して出店数は圧倒的に多い反面、稼働していない店舗も相当数あると思われます。毎月ある程度の売り上げを確保できているショップの中で比較すると、トリプルを利用している割合はもっと高いでしょう。
※1)2021年時点 参照:Rakuten出店案内|他社ショッピングサイトとの違い
※2)2021年時点の情報 参照:ストアクリエイターPro 運営支援サービス|「トリプル」のご案内
トリプルを導入するべきかどうかの判断方法
次に、トリプルを使うべきなのか迷っている方向けに、導入すべきかどうかの判断方法をまとめます。
トリプルを導入しなくてもいいケース
以下に当てはまる場合はトリプルは導入せずに、初期機能(ストアクリエイターのエディタ編集)での構築をおすすめします。
トリプルを使わなくてもいいケース
- スライドショーやマウスオーバー効果などの動きのあるデザインは無くてもいい
- デザインや表現にそこまでこだわりはない
- CSSやJavaScriptの知識はなくて業者に構築を頼む予定もない
- ランニングコストをできるだけ抑えたい
- 売り上げアップ重視で予算を使いたい
トリプルを導入する方が良いケース
以下に当てはまる場合はトリプルを導入することをおすすめします。
トリプルを導入する方が良いケース
- スライドショーやマウスオーバー効果などの動きのあるデザインを取り入れたい
- CSSやJavaScriptを利用して構築したい※1
- 制作代行を依頼した業者から希望の機能を実現するためには必要だと言われた
- 毎月3,000円税込~※2の増額をしてもトリプルの機能を使いたい
- 繁盛ツールの「B-Space」を利用したい
※1)トリプルを使用しなくてもインラインでのCSSの記述は可能 ※2)2023年11月15日時点
トリプルは必要な場合のみ導入を
ヤフーショッピングのトリプルとは何か、使わなくていい例・利用した方が良い例をご紹介してきました。
ヤフートリプルは初期機能(ストアクリエイターのエディタ編集)の制限に捉われずに、より自由なデザイン表現をしたい場合に利用する有料サービスです。
トリプルはいつでも追加できるので、「月額費用を支払っても機能を利用したい」という場合以外は、まずはデフォルト機能で構築運用することをおすすめします。